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体験記
【PR】AGA治療に保険が使えないのはなぜ?1.5年払い続けて、今さら調べてみた
公開日: 2026年6月16日

注記: 本記事は私個人の体験に基づく記録です。効果・費用・副作用には個人差があります。本記事にはアフィリエイトリンク(広告)を含みます。
導入
AGA治療を始めて1年半が経った。
治療にかかった費用は、初年度で¥22,880。2年目は¥31,812だった。
ふと気づいたのだが、この1年半、一度も「なぜ保険が使えないのか」を考えたことがなかった。
疑問すら持たずに払い続けていた。
これは諦めなのか、無関心なのか、あるいは「そういうものだ」という思い込みに支配されていたのか。1年半後になって少し調べてみたら、意外とちゃんとした理由があった。
「効かないもの」と思っていた
AGA治療を始める前から、なんとなく知っていた。「これは保険が使えない類のやつだ」と。
根拠はない。「美容系の医療は保険が効かない」というぼんやりした知識と、「薄毛の悩みなんて保険の対象になるわけがない」という、勝手な思い込みが混ざったものだ。
DMM オンラインクリニックで初診を受けたとき、保険の話が出たかどうかは正直覚えていない。覚えていないということ自体が、当時の自分にとってどれだけ関心の薄い話題だったかを示している。そもそも「保険が適用されるかもしれない」という発想自体がなかった。
問題は「なぜ保険が使えないのか」ではなく「払える金額かどうか」だった。払えると判断したから、それ以上考えなかった。
1年半後の今、「そういえばなぜなのか」という気持ちが遅れてやってきた。
今さら調べてわかったこと
日本皮膚科学会の男性型脱毛症(AGA)診療ガイドラインによると、AGAは疾患として認識されており、フィナステリドなどは治療薬として記載されている(※1)。
ただし「医療として認められている」こととと「健康保険が使えること」は別の話だ。
健康保険が対象とするのは、ざっくり言えば「疾病の治療に必要と認められた医療行為」だ。AGAは疾患ではあるが、現時点では保険適用の承認を得ていない。厚生労働省が薬を保険診療の対象として認可しない限り、保険は使えない。
なぜAGA治療薬が保険対象外かというと、「生命に関わったり、日常生活に重大な支障をきたす疾患」には分類されていないからだという整理になる。薄毛は、制度上「整容・美容目的の治療」として扱われる(※2)。
わかった。わかったのだが、1.5年払い続けた後にこれを読んでも、「そうか、仕方ない」という感想しか出てこない。疑問が遅れてやってきて、答えを見つけたのに、感情がほとんど動かなかった。
もう慣れているからだと思う。
(※1)出典:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
(※2)出典:厚生労働省 保険診療の仕組み https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/
「整容目的」という言葉の引っかかり
調べて一番ひっかかったのが「整容目的」という言葉だ。
薄毛は確かに命には関わらない。「今すぐ入院が必要」という類のものでもない。でも気になって眠れない夜があったし、会社のプロフィール写真を撮り直したいと思ったし、鏡が嫌いになっていた時期がある(その話はここに書いた)。
精神的なダメージは本物だったと思う。でも制度はそれを「整容目的」として処理する。
「整容」という言葉は、「容姿を整える」という意味だ。美容院や化粧品と同じ棚に並んでいる。
自分の悩みが「美容」の棚に分類されているのは、なんとなく腑に落ちない感じがある。でも制度を変えるほどのエネルギーも意欲も私にはないし、変わるとしても数年単位の話だ。
結局1.5年間、疑問すら持たずに払い続けた、という事実が正直なところだ。
1.5年で実際にかかった費用
感情の話はおいて、数字を記録しておく。
年間費用 | 月換算 | |
|---|---|---|
1年目 | ¥22,880 | 約¥1,907 |
2年目 | ¥31,812 | 約¥2,651 |
2年目は初年度割引が外れて少し上がった。他クリニックとの費用比較はこちら。
月¥2,651を自由診療で払い続けることへの「慣れ」は、気づいたら形成されていた。最初は「高いな」と思っていたのに、今は「まあそういうものか」という感覚になっている。
この慣れが正常なのかどうか、自分ではよくわからない。
結論というより、現状報告
保険が使えない理由は調べてわかった。制度上の分類として「整容目的」だから、ということだ。
それに対して私が出せる結論は特にない。
1.5年間、理由を知らないまま払い続けた。理由を知った今も払い続けるつもりだ。やめるとどうなるかを考えた記事にも書いたが、今のところやめる理由が見当たらない。
保険が使えないことへの不満はある。でも「不満 < 続けるメリット」という状態がずっと続いているので、払い続けている。
それだけの話だ。
「なぜ保険が使えないのか」を1.5年考えなかったことを、今さら後悔はしていない。考えたところで保険は使えないし、答えを知っても払う金額は変わらない。
ただ、知らないより知っている方が少しだけ納得感がある。それが今回調べてよかった唯一の点だ。
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出典
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
- 厚生労働省 保険診療の仕組み https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/